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タイ人が愛すマンゴー事情

2019 / 05 / 13特集コラム


丁度、雨季に入る今ごろを、マンゴーシャワーというのだが、タイはマンゴーシーズンが盛りを迎えている。ムッチリとろけるようでいて、ジューシーな完熟マンゴーは、やはり今頃がイチバン美味しい。

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マンゴーはタイ語でマムアイといい60種類もの品種がある。昔からの小さいリンゴでいえば紅玉的なものから、品種改良された甘~いものまである…。田舎には農薬のかかってない個人の裏庭にできたものも手に入るが、残念ながらバンコクで認証マークがついた生のマンゴーは、ほとんど見つからない。

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先日、自然食ショップ「レモンファーム」で自社オーガニックマークがついているマンゴーを勧められて買った。タイ人の果物へのこだわりは半端ではないので、勧められれば買うことにしている。

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黄色く熟れていそうで甘いと思うでしょ?実はコレ、未成熟で食べる品種なので甘くはないのです。

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日本人は完熟してないフルーツには、かなりショックを受けるが、タイ人はコッチの方が好きなようである。

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ステック状に切り、そのまま食べたり、唐辛子と砂糖と塩を混ぜたものを、端につけながら食べる。

市場ではすでに混ぜ合わせたものも売られている。

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タイで暮らしていると「熟るって、必要?」と考えちゃうほど、未成熟を食べるのである。

ご想像どうり、完熟してないのだから、実は固く、甘くはなく、とんがった酸っぱさと、口の中にシガシガしたアクが残るのです。

コレを好きになるには、だいたい1年は暑さと戦ってもらわないとわからないのだが、ある日「オイシイジャ~ン」と感じ出すと、もはや甘いマンゴーより断然、固いのが食べたくなると言う、自身のタイ化の目安にもなる食べ物だ。

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黄色は品種の識別が難しいので、固いマンゴーを買うときは青いマンゴーを選ぶといい。水分がほぼなく、シャキシャキしていて酸っぱいのだが、香りがなんとも素晴らしい。

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酸味には、すぐ酢を使う日本とは違い、ここでは酸味を持つ素材が豊富にある。酢飯も青マンゴーで作ると、具にもなってくれながら、酸っぱさと香りがごはんに移って、なんとも上品な酢飯ができる。今日は作り置きの切り干し大根の煮物と一緒に混ぜた。

生姜みたいに見えますが辛くはなく、なんとも心地いい南国の酸味。この夏、オーガニックの青マンゴーが手に入ったらお試しください。

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青マンゴーの混ぜご飯 2人分

炊いた飯   400g
青マンゴーの千切り 1/4個ぐらい
切り干し大根の煮物&汁 適量
塩  少々

1.切り干し大根は小さめに切っておく。
2.マンゴーは千切りにする。
3.できれば暑いご飯に塩をパラッとふっておく。
4.全てを混ぜる。

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木幡恵の「いつだって幸せごはん」木幡恵プロフィール

20代でマクロビオティックに出合い、30代で雑穀に出合い、50代でタイに出会ってしまった料理クリエイター。ストイックだけど大胆、本気だけど本音であることがたいせつだと思っている。料理活動の場はバンコク。ベジを基本にアジアの調理法を盛り込んだ料理クラス「gaiatable」を主宰。

タイ語のマガジンHEALTH &CUISINEと日本語のタイ情報誌のDACOにレシピを連載中。
自身が企画した商品をヤムヤムから販売している。

■つぶつぶクッキング
■無発酵の雑穀パン
■雑穀つぶつぶクッキング
■おいしいマクロビィオテック (タイ語)
■タイの料理雑誌HEALTH&CUISINE(タイ語)
■タイのマガジンDACO 料理エッセイ「大地のめぐみ」(日本語)

★Gaia Table 南国食日記
http://gaiatable.com/diary/

★ヤムヤムホームページ
http://www.gaiatable.com/

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