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量り売りコーナーを“ふだん使い”の買い場にするために

2019 / 09 / 6特集コラム


海外のスーパーマーケットでは必要な量だけを購入する「量り売り」のスタイルが根づいています。ビオセボンではバルクコーナーが定着し、利用者も増えて認知度も高まってきているようですが、日常的に利用している方はまだそう多くはないかもしれません。量り売りコーナーをもっと気軽にしてもらえるような、“ふだん使い”の買い場にするため、店舗では様々な工夫が凝らされていました。

グラムに対する価格イメージがない

例えば、自分がこれくらいほしいと思う見た目の量が、実際に何グラムなのか?をイメージすることは難しいもの。例えばほうれん草1把がいくらくらいなのか、1袋に対しての相場は想像できるものの、それが何グラムなのか?イメージがつきにくいものです。量り売りより、あらかじめ袋詰めした商品を選んでしまいがちな理由は、ここにあるのかもしれません。

そこで、ビオセボンの売り場では、あらかじめ○○gが、見た目どれくらいの量でいくらなのか?お客様のイメージがつくように、バルクコーナーに見本や、小分けしたものを置くなど工夫をしています。

プラごみゼロへの第一歩。小売店とメーカーのタッグで時代をリードする

量り売りはお得!?
高いイメージのオーガニックが手ごろな価格で買える 

量り売りの良さは、なんといっても少量から自分の好きな量、好きなだけ購入できること。プラスチック包装がなく環境にやさしいこともそうですが、その分のコストがかからないため、実は結構手ごろな価格で購入できるのです。

量り売りコーナーを“ふだん使い”の買い場にするために

実際に、オーガニックのレーズンを購入してみました。

量り売りコーナーを“ふだん使い”の買い場にするために
100gあたり158円。一般に販売されている、慣行栽培のレーズンとほとんど変わらない価格です。20gから購入できるので、いろいろな種類を少しずつ買って好みの味を探すのも良いと思います。小さなお子様のおやつにと、量り売りで少量を購入されるママも多いそうですよ。

マンゴーのドライフルーツなどは、数枚から購入、なんていうことも可能です。100gで780円、袋詰めで買ったらちょっとお高いイメージもあるオーガニックマンゴーですが、少量買って、まずはちょっと味見してみる、というときにも有難いです。買ってから好みでなかった!と後悔することなく、食材も無駄にしません。

量り売りコーナーを“ふだん使い”の買い場にするために

近くにスタッフがいないときもお客様が困ってしまわないよう、量り売りの計量器の使い方などがわかりやすく表示されています。

量り売りコーナー利用手順

①紙袋を用意する

量り売りコーナーを“ふだん使い”の買い場にするために

②購入したい商品を好きなだけ入れる。
※商品ごとに袋は分ける

量り売りコーナーを“ふだん使い”の買い場にするために
③計量器に乗せ、什器に書いてある商品の番号を選択して値段を確定する。

量り売りコーナーを“ふだん使い”の買い場にするために

④ラベルを発行。出てきたシールを袋に貼ってレジへ。

量り売りコーナーを“ふだん使い”の買い場にするために

試してみると、意外と簡単です。
まだ量り売りを体験したことのない方は、是非一度お試しください。

また、プラスチックごみ削減への取り組み強化の一環として、まずは売り場を設けること。そんな小売店の取り組みが、これからの日本の消費者の行動・意識変化へと、きっとつながっていくのです。

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https://www.organic-press.com/feature/japan_report35/

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佐藤アキ (Aki Sato)プロフィール

大学時代は社会福祉を専攻。老人福祉を学びボランティア等の経験から「健康」「食」「環境」に強い関心を持つようになる。自身が幼少期から現在に至るまでアレルギー体質であることも、自然・健康産業分野に従事するきっかけのひとつとなった。首都圏を中心にオーガニック専門店を展開する企業で経験と実績を積んだ後、健康関連商品を扱う日本最大級の通販サイトへと活躍の場を移す。リアル店舗の現場からE-コマースの分野へと、当時オーガニック業界とは真逆の文化とも言えるであろう、インターネットという未知の世界に飛び込み、それぞれに黎明期とも言われる時代に経験を積んだユニークな経歴を持つ。それぞれの分野で蓄積された知識と経験を活かし、さらに消費者という情報の受け手側に立った視点も加えたソリューションを提供することを決意。業界先駆けとなるオーガニック専門の情報サイト『TOKYO ORGANIC LIFE (東京オーガニックライフ)』、『ORGANIC PRESS (オーガニックプレス)』を立ち上げた。

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