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ディスプレイや什器も本物志向。自然との調和を大事にするオーガニック見本市「BioSüd 2017」

2017 / 10 / 8特集コラム


ドイツ・アウグスブルグで開催された、国内バイヤー向けのオーガニック見本市「BioSüd」。会場までの道中にも看板や垂れ幕などのサインは見当たらず、会場入り口スペースでPRしていた企業はわずか2社。入り口入ってすぐの受付付近も、大掛かりな装飾などはなく質素だ。

国内のバイヤーを対象とするオーガニック見本市 「BioSüd 2017」ドイツ・アウグスブルグ
2ホール内に500ブースが並ぶということで、小スペースのブースも多い。しかもBioSüd (ビオズュード)の開催はたった一日。それでも出展者たちは、各ブース作りにしっかり力を注いでいる。ビジネス向けでも、美しく、楽しく。魅せる努力も惜しまないのは、さすがだ。

数多くのブースが立ち並ぶ会場の中でひときわ存在感を放っていたのが、本物の有機野菜を使ったオブジェやディスプレイ。

ディスプレイや什器も本物志向。自然との調和を大事にするオーガニック見本市「BioSüd 2017」
インパクト抜群!

ディスプレイや什器も本物志向。自然との調和を大事にするオーガニック見本市「BioSüd 2017」
魅力のないブースに、来場者は見向きもしない。ただ商品を並べただけでは数多くの出展者の中で埋もれてしまう。

ディスプレイや什器も本物志向。自然との調和を大事にするオーガニック見本市「BioSüd 2017」
本物の樹やハーブなどの植物をディスプレイするところも多い。

ディスプレイや什器も本物志向。自然との調和を大事にするオーガニック見本市「BioSüd 2017」
個性的なブースはまた別として、日本の展示会と何かが違う。その違いの1つは、製品を置く棚や什器、テーブルやいすなどの備品に関しても、木製など自然素材のものを中心に使用されているところだ。会場全体の調和がとれていて温かみのある見本市だ。日本でそこまでやろうとすると出展のコストがとてもかさんでしまう為、なかなかそこまで拘れないのが現実だが、それでもマネできそうなちょっとしたアイディアが満載だった。

ディスプレイや什器も本物志向。自然との調和を大事にするオーガニック見本市「BioSüd 2017」
例えば、カウンターや商品を置くテーブル。DIYなどで工夫している出展者も多い。

ディスプレイや什器も本物志向。自然との調和を大事にするオーガニック見本市「BioSüd 2017」
ディスプレイ用の台も木製。

ディスプレイや什器も本物志向。自然との調和を大事にするオーガニック見本市「BioSüd 2017」
丸太を並べて製品を置いたり、切り込みを入れてちらし置き場に。

ディスプレイや什器も本物志向。自然との調和を大事にするオーガニック見本市「BioSüd 2017」
パーテーションの一部壁面に木が加わるだけでも雰囲気が変わる。商談用のテーブルや椅子も出展者が用意してるのか、ブース事にそれぞれ異なる。

ディスプレイや什器も本物志向。自然との調和を大事にするオーガニック見本市「BioSüd 2017」
何よりうらやましかったのは飲食スペースだ。広々としたスペースを使っていて、すべて木でできたテーブルとイス。生花なども飾られ、遠くを見渡せばあちこちに緑が見えてほっとする。やはり、オーガニック専門の展示会に、大量生産された折り畳みパイプ椅子やテーブルは似合わない。

ディスプレイや什器も本物志向。自然との調和を大事にするオーガニック見本市「BioSüd 2017」
モダンでスタイリッシュな会場やブースも素敵だが、手作り感あふれるぬくもりのある空間はどこか懐かしく居心地がいい。時代に逆行しているようでもあるが、自然と調和すること、資源を有効かつ大切に利用することはベースとなる考え方。「BioSüd 2017」は、最新のオーガニック製品にふれる場でありながら、20年以上前の自然食品業界の時代を彷彿とさせ、原点回帰を体感できる見本市だった。

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佐藤アキ (Aki Sato)プロフィール

大学時代は社会福祉を専攻。老人福祉を学びボランティア等の経験から「健康」「食」「環境」に強い関心を持つようになる。自身が幼少期から現在に至るまでアレルギー体質であることも、自然・健康産業分野に従事するきっかけのひとつとなった。首都圏を中心にオーガニック専門店を展開する企業で経験と実績を積んだ後、健康関連商品を扱う日本最大級の通販サイトへと活躍の場を移す。リアル店舗の現場からE-コマースの分野へと、当時オーガニック業界とは真逆の文化とも言えるであろう、インターネットという未知の世界に飛び込み、それぞれに黎明期とも言われる時代に経験を積んだユニークな経歴を持つ。それぞれの分野で蓄積された知識と経験を活かし、さらに消費者という情報の受け手側に立った視点も加えたソリューションを提供することを決意。業界先駆けとなるオーガニック専門の情報サイト『TOKYO ORGANIC LIFE (東京オーガニックライフ)』、『ORGANIC PRESS (オーガニックプレス)』を立ち上げた。

http://www.organic-press.com/about/