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GLUTEN FREE(グルテンフリー)は、コーナー展開から専門店時代に突入

2016 / 11 / 10特集コラム


欧米では既に取り扱いはもちろんのこと、製品の認証マーク、プライスカードでの表示、コーナー展開なども当たり前の光景となっているグルテンフリー(GLUTEN FREE)。欧米のオーガニック展示会などでのPR、露出も高く、また、ダイエットを謳ったやや過剰と思える状況も見られていた。しかしながら、もはや「グルテンフリー(GLUTEN FREE)」は、対アレルギー対応のひとつ、健康関連のカテゴリーのひとつとして位置づけられ、認知されているようだ。

それを裏付けるかのように、既にロンドンではグルテンフリーベーカリー&カフェが登場。従来のパン屋さんと見た目もサービスも変わらないベーカリーで、美味しさも変わらないグルテンフリーパンが購入できる。スムージーやコールドプレスジュース、ローフードのカフェやレストランではもともとGLUTEN FREE(グルテンフリー)であることも多いが、通常「小麦」が主役であるパンに小麦を使わず、幅広いラインナップとメニューのあるベーカリー(パン屋さん)というのは画期的だ。しかも、路面店として立派に成立している。それ程、グリテンフリーパンや、焼き菓子のレシピ開発、小売流通可能な製品開発が進んでいるということだ。

グルテンフリーのベーカリー&カフェも登場!ロンドン GLUTEN-FREE BAKERY

こちらは、ロンドンのオーガニックスーパーで売られていたグルテンフリーのパンを使ったラスク。ソイルアソシエーションのオーガニック認証マーク、VEGAN認証マークもしっかり表示されている。通常、GLUTEN FREE(グルテンフリー)とはグルテンを含む小麦などを使用していない、ということであって、オーガニックとは限らない。また、卵や乳製品は使うこともあるので、VEGAN(ヴィーガン)やベジタリアン向けであるとも限らないことは知っておいてほしい。そんな中、ヴィーガンやベジタリアン人口の多いイギリスでは、このような「ORGANIC」「GLUTEN FREE」「VEGAN」の3つの要素すべてが揃った製品も多い。

GLUTEN FREE(グルテンフリー)は、コーナー展開から専門店時代に突入

そしてパリでは、グルテンフリー専門店(セレクトショップ)が存在していた。

GLUTEN FREE(グルテンフリー)は、コーナー展開から専門店時代に突入

常温保存の加工食品のほか、冷蔵品なども販売している。路面店としてはまだまだ、品揃えは少ないという印象もある。陳列されている在庫量もそう多くはないように見受けられたが、WEB SHOPの運営の他、レストランやホテルへの商品供給などもしているようだ。オーガニック野菜、焼き立てのパンなども扱い、スイーツやドリンクなどイートインができるようになれば、さらに日常的に利用したいお店になりそう。これからの展開が楽しみだ。

GLUTEN FREE(グルテンフリー)は、コーナー展開から専門店時代に突入

パリの有名な高級百貨店の地下食料品売り場でも、コーナー展開がされている。

GLUTEN FREE(グルテンフリー)は、コーナー展開から専門店時代に突入

パリ市内のあるビオスーパーでは、グルテンフリーのビスケットがお菓子売り場で販売されているのはもちろんのこと、別途展開しているグルテンフリーコーナーにも並べられていた。PB製品でもグルテンフリー製品を作っているなど、消費者ニーズの高さがうかがわれる。

GLUTEN FREE(グルテンフリー)は、コーナー展開から専門店時代に突入

日本ではまだグルテンフリー製品自体が少なく、コーナー展開をしているお店も少ない。PB加工品のグルテンフリー商品開発は、まだ少し先の話の話になりそう。さらにはグルテンフリー専門店など、当面は難しいかもしれない。日本人に対してはもちろん、急増する訪日外国人需要もあり、これからきっと日本で拡大するであろうグルテンフリー市場。まずは、日本を代表する農産物「米」の消費拡大の取り組みのひとつとして、有機米を使ったグルテンフリー製品の開発からぜひ、お願いしたい。

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佐藤アキ (Aki Sato)プロフィール

大学時代は社会福祉を専攻。老人福祉を学びボランティア等の経験から「健康」「食」「環境」に強い関心を持つようになる。自身が幼少期から現在に至るまでアレルギー体質であることも、自然・健康産業分野に従事するきっかけのひとつとなった。首都圏を中心にオーガニック専門店を展開する企業で経験と実績を積んだ後、健康関連商品を扱う日本最大級の通販サイトへと活躍の場を移す。リアル店舗の現場からE-コマースの分野へと、当時オーガニック業界とは真逆の文化とも言えるであろう、インターネットという未知の世界に飛び込み、それぞれに黎明期とも言われる時代に経験を積んだユニークな経歴を持つ。それぞれの分野で蓄積された知識と経験を活かし、さらに消費者という情報の受け手側に立った視点も加えたソリューションを提供することを決意。業界先駆けとなるオーガニック専門の情報サイト『TOKYO ORGANIC LIFE (東京オーガニックライフ)』、『ORGANIC PRESS (オーガニックプレス)』を立ち上げた。

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