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上海 有機野菜売り場

2011 / 10 / 24特集コラム


上海有機野菜経済成長が著しい中国では、富裕層の増加に伴い食に対する意識が高まっている。購買力の増した都市部の中間所得層や富裕層など、まだごく一部の消費者しか買えない価格帯であることは否めないが、日系百貨店の食品売り場や、外資系の輸入食品を主に扱う高級スーパーに行けば、オーガニック食品や農産物も購入することができる。

売り場は非常に明るくクリーンだ。有機野菜コーナーはとても広くスペースをとっており、野菜が山積みされボリューム感がある売り場だ。上海 有機野菜コーナーパネルの他、商品1つ1つに有機の認証マークなどが貼られており、一目でオーガニックであることがわかるようになっている。

野菜はすべてほぼ同量、同サイズに揃えられ、トレイに入れられ、すべてラップでピッタリと包まれていた。
日本のオーガニックスーパーでも過剰包装は気になるところだが、泥つき、土つき、葉つき、皮つきなど、本来ナチュラルな状態で販売されるような野菜まで・・・というのには、さすがにちょっと行き過ぎ感がある。
上海有機野菜
別の高級マーケット内の有機食材コーナーでは、大量陳列ではなく小スペースで陳列台を使い、ライブ感ある売り場をつくっていた。ここでも、プラスティックトレイやラップ類を多用しているのは同じだ。

日本の有機野菜のように、生産者の顔が見える安心感や、作り手のこだわりや想いを伝える、感じられるような情報発信はなかった。

残留農薬等がカラダに及ぼす影響などについては認識しており、安全、安心を重視する消費者は増えている。有機食品が安心、安全な食べ物であるという理解はある。しかしながら、オーガニックの背景にある循環型社会に対する正しい知識と理解については、消費者側も販売する側も、日本や欧米諸国とはまだ少し差がある印象を受けた。
今後、中国における有機のマーケットが成熟していくことを期待している。

 

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佐藤アキ (Aki Sato)プロフィール

大学時代は社会福祉を専攻。老人福祉を学びボランティア等の経験から「健康」「食」「環境」に強い関心を持つようになる。自身が幼少期から現在に至るまでアレルギー体質であることも、自然・健康産業分野に従事するきっかけのひとつとなった。首都圏を中心にオーガニック専門店を展開する企業で経験と実績を積んだ後、健康関連商品を扱う日本最大級の通販サイトへと活躍の場を移す。リアル店舗の現場からE-コマースの分野へと、当時オーガニック業界とは真逆の文化とも言えるであろう、インターネットという未知の世界に飛び込み、それぞれに黎明期とも言われる時代に経験を積んだユニークな経歴を持つ。それぞれの分野で蓄積された知識と経験を活かし、さらに消費者という情報の受け手側に立った視点も加えたソリューションを提供することを決意。業界先駆けとなるオーガニック専門の情報サイト『TOKYO ORGANIC LIFE (東京オーガニックライフ)』、『ORGANIC PRESS (オーガニックプレス)』を立ち上げた。

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