アメリカのオーガニックショップなどではよく目にする、ショップ内に設けられたBar。お酒を飲む目的ではなく、ハーブやサプリメントなどを使用したオリジナルドリンクを提供する場所だ。あらかじめメニューも用意してあるが、その日の体調などをカウンセリングして、その人に合わせたものなども作ってもらえる。胃腸の不調や、頭痛、風邪をひく前に、、といった風に、わざわざサプリメントを買って飲み続けるほどでもない、ちょっとした不調の際など、気軽に1ショットオーダーが可能だ。

米国視察中ジェットラグと車酔いで体調がすぐれなかった際に、訪れたハーブショップで体調を告げ、症状に合ったハーブを処方したトニックを出してもらったことがある。このようなカウンセリングは医療行為と見なされ、日本では薬事法違反になってしまうのだが、サプリメント大国アメリカでは、ハーブやサプリメントなどの専門知識に加えて、心理療法なども学んだメディカルハーバリストやセラピストたちが多数活躍している。

日本では病院の待合室がシニア世代社交の場となっている、などという話をよく聞くが、医療費の高いアメリカでは病院にかからずに済ませるために、サプリメントで予防を講じており、このようなショップが健康志向の人々の社交の場となっているようだ。病気の予防や健康の維持増進、心身の不調を解消する場が、身近なところにたくさんある。

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この記事を書いた人

オーガニックプレス編集長 さとうあき

インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。

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