ニューヨーク初のオーガニック認証レストラン、USDA Certified Organic Restaurant  “GustOrganics”。

日本ではオーガニックカフェ、オーガニックレストランについての定義があるわけではない。「有機野菜」を使っている、「契約農家から農薬不使用の野菜を直送」「化学調味料不使用」などをポリシーとする飲食店が、一般的にそのように呼ばれるが、日本ですべての食材をオーガニック認定のものとする、ということ自体がそもそも難しい。

このGustOrganicsは、使用している食品、すべてがUSDAオーガニック認証を受けているという。

“GustOrganics is the first USDA certified organic restaurant in New York, and the nations first restaurant to use 100% USDA certified organic ingredients.”

レストランとしてUSDAオーガニック認証を取得しているほか、グリーンレストラン認証も取得。食品だけでなく、レストランの内装等、細部にいたるまで徹底的に環境に配慮する、エコフレンドリーな点も素晴らしい。テーブルに飾られた花も、オーガニックフラワーという徹底ぶりだ。

日本でも、オーガニック(有機JAS認証に限定せず広義の意味で)に徹底的にこだわり、調味料や食器や備品など、細部にいたるまで妥協はしない、そんなオーガニックレストランやカフェもある。むしろ、味つけ、美味しさ、盛り付けの繊細さなどは、海外のレストランに負けていないところが多いと思う。「認証」とまでは、なかなか難しいかもしれないが、いつかオーガニックのレストラン認証制度が日本でもできるだろうか?

今後、オーガニックをコンセプトとした飲食店が、もっともっと増えることを期待している。

この記事を書いた人

オーガニックプレス編集長 さとうあき

インターネットが急速に世に広まりつつあった2002年、長年身を置いてきたオーガニック業界からEC業界へと転身。リアル店舗時代からIT化時代の変遷、発展への過程を経験し、独自の現場的視点をもつ。2010年、業界先駆けとなる“オーガニック情報サイト”誕生を実現した。「オーガニックプレス」はその確かな目で選択された情報を集約し蓄積。信頼性の高いコンテンツを提供し続けている。

関連記事