ホーム > 特集コラム > 海外オーガニック情報 > ショップ・売場 > 台湾高級スーパーマーケットのオーガニック売り場に学ぶ

台湾高級スーパーマーケットのオーガニック売り場に学ぶ

2008 / 05 / 17特集コラム


宗教的な理由からベジタリアンが多い台湾。そういった背景もあってか、健康意識に感度の高い消費者が多く、自然食品、オーガニック食品を扱うお店もとても多い。
そんな台湾の輸入品を多く取り扱う高級スーパーマーケットでは、オーガニック食品の品ぞろえがとても充実していた。商品の種別の他に、性質や機能、目的などにより区分されたグロッサリー売り場を展開していたのでご紹介したい。

台湾高級スーパーの有機食品売り場

カテゴリー毎のアイキャッチサインとその説明が中国語と英語にて表記されている。什器の一番上に設置されているため、背の低い方にとってや、置かれる商品の高さによっては若干説明文が見えにくいのはともかくとして、売り場のコンセプトが明確となるグルーピングだと思う。

グルテンフリー

零穀蛋白膠質(gluten free):グルテンフリー

1.有機食品(organic):オーガニックフード
2.高繊食品(high fiber):高食物繊維
3.零穀蛋白膠質(gluten free):グルテンフリー
4.非乳製食品(daily free):乳製品不使用
5.代餐食品(diet alternative):ダイエット対応
6.低脂食品(low fat):ローファト、低脂肪
7.低塩食品(low salt):減塩

商圏内の顧客ターゲットを、台湾で生活する欧米人としているからこその棚割なのかもしれないが、このお店はオーガニック専門店でもドラッグストアでもなく、輸入食材を主としたスーパーマーケットの売り場の一部だ。日本のスーパーマーケットでも、有機農産物をはじめオーガニック食品の取り扱いは増えてきている。が、このように健康志向ユーザーを意識した売り場構成、情報発信をしているところは、まだまだ少ない。

とりわけ、グルテンフリーに関してなどは、日本でコーナーを設けているところは少ないのではないか。おそらく台湾でも、まだそう消費者に認知されている言葉であるとは思えない。このように、早くから健康への感度の高いお客様に対する新しい提案をして、未来の顧客を発掘し、育成しようとする姿勢は見習うべきところがあると思う。

 

***************************************************

佐藤アキ (Aki Sato)プロフィール

大学時代は社会福祉を専攻。老人福祉を学びボランティア等の経験から「健康」「食」「環境」に強い関心を持つようになる。自身が幼少期から現在に至るまでアレルギー体質であることも、自然・健康産業分野に従事するきっかけのひとつとなった。首都圏を中心にオーガニック専門店を展開する企業で経験と実績を積んだ後、健康関連商品を扱う日本最大級の通販サイトへと活躍の場を移す。リアル店舗の現場からE-コマースの分野へと、当時オーガニック業界とは真逆の文化とも言えるであろう、インターネットという未知の世界に飛び込み、それぞれに黎明期とも言われる時代に経験を積んだユニークな経歴を持つ。それぞれの分野で蓄積された知識と経験を活かし、さらに消費者という情報の受け手側に立った視点も加えたソリューションを提供することを決意。業界先駆けとなるオーガニック専門の情報サイト『TOKYO ORGANIC LIFE (東京オーガニックライフ)』、『ORGANIC PRESS (オーガニックプレス)』を立ち上げた。

http://www.organic-press.com/about/