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わらび餅の原料はわらびの根っこ!?

2017 / 04 / 1特集コラム


ぷるぷるとした食感の和菓子、わらびもち(蕨餅)の「わらび」とは、あの山菜の蕨(わらび)のこと。原料となるわらび粉は、蕨の地下茎部分から採った澱粉でできている。ホンモノの葛粉と同様に、掘り出した根っこ(地下茎)からほんの少量しか製品化できず、製造には大変手間ひまがかかるため、100%蕨からとれた粉(本わらび粉)は大変高価で貴重なものだ。

ところが、スーパーやコンビニでは安価な蕨餅がデザートとして販売されている。実はこれらのほとんどは、甘藷澱粉や加工でんぷんなどからつくられているものだ。透明感のある、涼しげな見た目の蕨餅もよく見かけるが、そもそも、ホンモノの蕨の粉100%で作られたわらび餅は透明にはならない。透明ではなく少し茶色っぽいから本わらび粉使用してる!?と見た目だけで判断しないようにしよう。その多くは黒糖や茶色っぽい色をした甘味料によるものかもしれないからだ。そもそも、本わらび粉を使ったものは冷蔵庫で冷やすと固くなるため、冷蔵には向いていない。このことからも、コンビニなど冷蔵ケースでゼリーなどと一緒に販売されているわらび餅は、蕨は使われていないと思ったほうがいい。

わらび餅の原料はわらびの根っこ!?

コンビニで買った透明なわらび餅

スーパーや製菓材料を売っている専門店などにいくと、手作り用の「わらび餅粉」「蕨粉」などが販売されているが、これらも原材料欄をしっかりチェックしてみよう。「本わらび」などの文字がなければ、ほとんどは甘藷澱粉や蓮根粉、加工でんぷんなどが代用されており、ホンモノのわらびの粉は実際には使用されていないことが多い。

わらび餅の原料はわらびの根っこ!?

100%蕨の粉「本わらび粉」

これら、蕨の入っていない(!?)わらび粉であっても、家庭の手作りおやつに本蕨粉の代用として使うには、添加物を使用せず砂糖を好みのものに調整できたり、材料が手ごろな価格で入手できるというメリットもある。少なくとも、一般に販売されている加工食品のわらび餅には、加工でんぷん、ゲル化剤(増粘多糖類)、セルロースなどを使っているもの、人工甘味料、安定剤やpH調整剤等の添加物が使われることも多いので注意したい。購入の際にはしっかり原材料表示を見て判断してほしい。

 

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佐藤アキ (Aki Sato)プロフィール

大学時代は社会福祉を専攻。老人福祉を学びボランティア等の経験から「健康」「食」「環境」に強い関心を持つようになる。自身が幼少期から現在に至るまでアレルギー体質であることも、自然・健康産業分野に従事するきっかけのひとつとなった。首都圏を中心にオーガニック専門店を展開する企業で経験と実績を積んだ後、健康関連商品を扱う日本最大級の通販サイトへと活躍の場を移す。リアル店舗の現場からE-コマースの分野へと、当時オーガニック業界とは真逆の文化とも言えるであろう、インターネットという未知の世界に飛び込み、それぞれに黎明期とも言われる時代に経験を積んだユニークな経歴を持つ。それぞれの分野で蓄積された知識と経験を活かし、さらに消費者という情報の受け手側に立った視点も加えたソリューションを提供することを決意。業界先駆けとなるオーガニック専門の情報サイト『TOKYO ORGANIC LIFE (東京オーガニックライフ)』、『ORGANIC PRESS (オーガニックプレス)』を立ち上げた。

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