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梅肉エキスのつくりかた

2013 / 06 / 20特集コラム


昔から民間療法的に愛用されてきた梅肉エキスは、自然食品店では定番。あれはたしか2000年頃だっただろうか?ある健康情報番組で梅肉エキスが紹介されたことで大ブームとなり、日本中の店頭から梅肉エキスが消え、欠品したことがある。(1度のみならず、その後何度かTVで取り上げられ、そのたびにヒット商品となった。)

当時、自然食業界の側からすると、このブームを何をいまさら・・・というひややかな想いと、本当に必要な方の手に届かない、、という申し訳ない想いがあった。というのも、国産の梅肉エキスは、青梅の季節が限られているため、当然メーカー在庫がなくなれば、通常は次の梅の時期まで待つしかなくなる。収穫してから製造するわけだから、実際には次の夏の終わりくらいにならないとお店には並ばないわけだ。しかも、梅肉エキスは、青梅1kgからわずか20gしかつくれないと言われ、たくさん商品を作ろうと思えば、大変な量の青梅を収獲しなければならない。有機の梅となると、そもそも生産量が多いものではないから、急に需要が増えても供給が追いつかない。長期欠品だ。

そんな一大ブームを巻き起こした「梅肉エキス」だが、実際にどんなものなのか?どうやって作られるのか?を知らない方も多い。梅肉エキス1さじ分をつくるのにどれくらいの原料、時間と労力が必要なのか?を実感してみよう。少なくとも販売に携わる方は、1度でいいからためしに作ってみてほしい。

写真は、およそ1kgの青梅をすりおろすところから作った梅肉エキスだ。このように、青梅の汁を煮詰めていくと最後、なべの底に残ったエキスはごくわずか。梅肉エキスは大変貴重で、1kgでわずか20gほどの量しかできない、という話は本当なのだ。

梅肉エキスのつくりかた

■材料

有機青梅
*有機や自然栽培のものを選ぼう

■道具
竹串・おろし器(金属製のものは避ける)またはフードプロセッサー・もめんの布・ボウル・木べら・鍋(陶製や耐熱ガラス製のもの)

■作り方

1.下準備
梅をきれいに水洗いした後水気をふきとり、竹串で梅のなり口のヘタを取り除く。

2.おろし器で青梅をすりおろす。
包丁などで果肉部分を削ってフードプロセッサーなどにかけても良い。種は除いておくこと。

梅肉エキスのつくりかた

3.木綿の布等で汁を絞る。
使うのは汁のみだが、残った果肉は梅ジャム等に利用できるので捨てない。

梅肉エキスのつくりかた

4.土鍋に濾した青梅の汁を入れ、木べらで混ぜながら、焦がさないように根気よく弱火で煮詰めていく。適宜、灰汁は取り除く。

梅肉エキスのつくりかた
5.色が黒くなり、粘度が出てくるまで焦がさないように煮詰めていく。

梅肉エキスのつくりかた
6.あたたかいうちに容器に移し、冷まして保存する。