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オーガニックを食べ比べ![新玉ねぎ編]

2018 / 05 / 7特集コラム


オーガニックの新玉ねぎと普通の新玉ねぎを食べ比べ!産地にもよりますが3月~5月中旬くらいまで店頭にたくさん出回る、旬の新玉ねぎ。今回は、ブランド玉ねぎともいえる淡路島産の慣行新玉ねぎと、有機の新玉ねぎを比べてみました。

オーガニックを食べ比べ![新玉ねぎ編]

【慣行新玉ねぎ】
■産地:兵庫県淡路島産
■重量:845g / 1袋3個入り
■実際の購入価格:399円(税込430円)
■100gあたりの価格:47円(税抜)/100g
■サイズ:28cm(円周)

【有機新玉ねぎ】
■産地:長崎県産
■重量:634g / 1袋3個入り
■実際の購入価格:313円(税込338円)
■100gあたりの価格:49円(税抜)/100g
■サイズ:26cm(円周)
■有機JAS

オーガニックを食べ比べ![新玉ねぎ編]

写真左:慣行栽培 / 写真右:有機栽培

すりおろして、糖度も測ってみました。糖度10度前後と、果物並みの甘さを誇る玉ねぎもあるようですが、今回調べたのはほぼどれも同じ、6~7。実際食べたときの甘さの感覚はまた違うので、やはり必ずしも糖度の数値がそのまま甘さに直結というわけではなさそうです。

【慣行新玉ねぎ】
糖度:6
味:水分は有機に比べ少な目。糖度の数値以上に食べると甘い。

【有機新玉ねぎ】
糖度:7
味:水分が多くジューシー。辛みは少な目。甘さよりみずみずしさがたつ。

【有機玉ねぎ(貯蔵)】

糖度:6

オーガニックを食べ比べ![新玉ねぎ編]

生で美味しい!新たまねぎ

新たまねぎは、普段食べている黄玉ねぎ、白玉ねぎなどを、収穫後すぐに出荷する玉ねぎです。水分が多いので、みずみずしく、やわらかい食感。あまり日持ちはしませんが、生で美味しく食べられるのが、新たまねぎの魅力。料理の幅も広がります。

今回のメニューは、生でサラダに、煮てスープに、さっと焼いてステーキに、じっくり炒めてブルスケッタに。新たまねぎを料理方法を変えて楽しみました。

オーガニックを食べ比べ![新玉ねぎ編]

料理監修:藤原 たかこ

◇新たまねぎのブルスケッタ
たまねぎを炒めると、たまねぎに含まれている糖とアミノ酸により、メイラード反応がおこります。辛さが無くなり、甘さがぐっと増し、料理に深みを与えてくれます。オリーブオイルで新たまねぎのうす切りを炒め、うす茶色になったら、バルサミコで味付けします。他に調味料は一切使用していません。

◇新たまねぎとパンチエッタのスープ 
短時間でやわらかくなる新たまねぎの特性を生かして、くし型に切ったたまねぎをスープ煮にしました。味付けは、オーガニックのオニオンブイヨンを使いました。

◇コールスロー
辛味が少ない紫たまねぎ、キャベツ、にんじんをせん切りにし、塩、こしょう、オリーブオイルで和えました。

◇新たまねぎとマッシュルームのマフィン
甘くないおかずマフィンです。マフィンというと、甘いお菓子のイメージですが、キッシュのような味わいのおかずマフィンは、朝食にもピッタリです。軽く炒めた新たまねぎとマッシュルームを、マフィン生地に混ぜて焼き上げました。

◇新たまねぎのステーキ
厚くスライスして、オリーブオイルで焼きました。シンプルが一番!新たまねぎの美味しさを実感できました。

玉ねぎには、サラサラ効果が期待できる成分として有名な「硫化アリル」が含まれています。玉ねぎを切ると涙が出ますが、これは硫化アリルの刺激臭によるものです。硫化アリルは水溶性なので、水にさらすと流れ出てしまいます。新たまねぎは、辛味が少なく、水にさらさずに食べられるので、しっかり硫化アリルを摂取することができます。

Comment:藤原 たかこ
栄養士・食生活アドバイザー、日本元気シニア総研研究委員
コラムや女性の美と健康をサポートするためのレシピを雑誌・WEBマガジンなどに提供。商品企画開発にも携わっている。

 

ブランドで選ぶ?栽培方法で選ぶ?

今回の「新玉ねぎ」調査あたり、いくつかのお店をまわってみたのですが、店によって産地がばらばら!玉ねぎが有名な産地というと、全国でナンバーワンの出荷量を誇る北海道をイメージしますが、「新玉ねぎ」に関しては、関東以南のものが多く流通しているようです。

オーガニックを食べ比べ![新玉ねぎ編]
ブランド玉ねぎの代表といえば、淡路島産ですよね。今回、慣行栽培の新玉ねぎの価格は有機のものとほぼ同じくらい。さすがは淡路島産です。実際、その他産地のものも調べてみましたが、1個当たりおよそ50円前後の値付けが平均的なようでした。同日調べた慣行栽培のものでは、埼玉県産の新玉ねぎ2個入りで99円(100gあたり13.52円)と、有機やブランド玉ねぎの1/3以下。その価格差の大きさには驚いてしまいますよね。

ちなみに、有機の新玉ねぎと同じお店で販売されていた、北海道産有機玉ねぎ(貯蔵)は、100gあたり65.88円と、有機の「新玉ねぎ」49.37円より高かったのも意外でした。新玉ねぎに比べ、乾燥、貯蔵、流通にかかるコストがかかってしまう、ということなのでしょうか?あるいは、新玉ねぎは傷みやすく保存ができないので、あまり高い値付けをされないのかも。

今回食べ比べた淡路島産慣行玉ねぎと、有機の玉ねぎ。価格も、甘さもほぼ同じ。

あなたなら、どちらを選びますか?

Photo / Text : 佐藤アキ
http://www.organic-press.com/about/